電子カルテ選定における全体デモの有用性は?

今回の電子カルテ選定のために4社のデモを見せていただいた。各部門のスタッフもメモを取りながら熱心にデモに参加し、それぞれの電子カルテの特長などを把握するように努力してくれていました。ただどうしても一方的に「電子カルテで可能なこと」、「我社のウリ」を操作に慣れた人間が操るところをみることになってしまいました。こうなると、デモの上手い人、たくさんの機材を持ち込んで個別対応できる態勢だったところが好印象となります。さらには「画面がキレイ」とかの見た目が重視されてしまうことも。そういう意味で考えると全体デモにはカルテ選定上どれだけの価値があるかは微妙なところもあります。ただ、「自分の知らないところで勝手に決まった」わけでなく、選定に自分も加わっているという当事者意識をしっかり持つためには意義があるとおもいます。電子カルテ導入まで無関心でデモにも事前の操作練習にも参加しないヤツに限って実運用開始後から文句言いまくりますし。
じゃあ、何を基準に選べば良いのか?と言われても困ってしまいますが、自分の仕事の流れに沿って、実際に自分で操作してみるということは最低行うべきこととおもいます。電子カルテは自分の仕事をサポートするためのものですから、その仕事に役立つか否かが最重要ポイント。まあ、それでも実際には想定外のトラブルで悩まされるのがこれまでの常でしたけれど。。。