デモ(2012)その3 エムビーテック

回復期リハ専門病院で多く使用されている電子カルテであるエムビーテックのリハビリテーションSynapse。導入病院での要望に応えて機能アップが徐々に図られているようで、ホームページ上にある画面イメージからはさらに機能がいろいろ盛り込まれ、そのぶん画面が一部変更されていました。
この電子カルテはいろんな所にこれまで導入してきた病院のこだわり箇所が散りばめられている印象です。看護と介護が一緒に作る看護・介護の計画画面とか、ADL状況の確認画面、NST関連の突出した機能の充実など・・・。リハも看護も基幹システムの中にあるというところがやはり一番の特長で、これらの画面の作りや操作方法も他部署との差異がないということが他ベンダーと比較しての違いとして実感できました。
デモの中で印象に残ったのは看護計画に関すること。標準看護計画については、もともとマスターに組み込まれている項目のみが選択可能で、新規入力を基本的にはできなくしてあるという所。もともとは他病院で新規入力、登録が簡単にできるようにしていたら、運用途中で収集がつかなくなるほど数が増えてしまったことが原因とのこと。これまでの各病院での運用の状況を踏まえての機能制限というところが面白かったです。