文章を書く「プロ」ではなかったのか・・・

小保方氏、理研に補充書提出 弁護団「画像は真正」
http://digital.asahi.com/articles/ASG4P3GV0G4PPLBJ002.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG4P3GV0G4PPLBJ002
という記事が朝日新聞のWebサイトに載っていました。記事の内容の中で最も注目すべき部分は、

さらに、再調査を求める根拠となる新たな証拠として、「捏造(ねつぞう)」と認定された画像について、弁護団が実験ノートやハードディスクに保存されているデータなどを基に小保方氏に聞き取りをしたうえで「『真正』な画像であることを確認した」としている。

というところ。この文章を素直に読むと「捏造」と認定された画像が弁護団の調査で「真正」な画像であると確認されたという文章になります。これは従来オボカタさんや弁護団のおっちゃん達が主張していたことと大きく異なりますから、大騒動となります。
しかし、同じニュースを取り上げた毎日新聞の記事では、

理研の調査委が「改ざん」「捏造(ねつぞう)」と認定した画像2点については、それぞれ従来と同様の主張を繰り返し、理研が定義する改ざんや捏造には当たらないとした。

となっていますので、こちらですと、従来からなにも変わっていないことに。いったいどっちやねん!!とツッコミをいれるべき所ともいえるので、ネットでこの補充追加資料を検索。毎日新聞のサイトで見つけました。
http://mainichi.jp/graph/2014/04/21/20140421mog00m040002000c/001.html

結論から言うと朝日の記事のほうが間違い。どこをどう読んだらこんな文章が書けるのかと悩んでしまうほど。朝日新聞では、この記事をネットに載せるにあたり、どういう「査読」システムが機能しているのか。いやしくも文章のプロであるべき職業だと思うのですが、その読解力か、文章作成力か、その両方かが著しく低下しているようです。