廃用症候群をめぐるアレコレその2

廃用症候群の点数の引き下げの影響は、その病院のリハ患者に占める廃用症候群の割合で大きく変化します。回復期リハ協会の毎年出している統計でみると病棟のほぼ全部が廃用症候群、というほとんど冗談としか思えないような病院もあるようですが、通常の回復期でも、廃用症候群はほとんどいないという病院から、半数が廃用症候群、といったところまで、様々。
これまで、廃用症候群の患者さんがそれほど高くなかったうちの病院では、その引き下げの影響は軽微だと思っていましたが、(それでも年間数百万・・・)これまで比較的多くの廃用症候群の患者さんの入院をとっていた周辺の病院が脳卒中を優先的に入院させるといった方針に変更すると、当院の転院患者の数にも影響してくる可能性があります。まだしばらくはその波及効果を見ていくしかなさそうです。