回復期1の体制強化加算

回復期リハビリテーション病棟の評価の見直しとして、4つの項目が上がっていましたが、一つ目は、

回復期リハビリテーション病棟入院料1 体制強化加算 200点(1日につき)
回復期リハビリテーション病棟入院料 1 を算定する病棟において、専従医師及び専従社会福祉士を配置した場合の評価を新設する。

[施設基準] 当該病棟にリハビリテーション医療に関する3年以上の経験及びリハビリテーション医療に係る研修を修了した専従の常勤医師1名以上及び退院調整に関する3年以上の経験を有する専従の常勤社会福祉士1名以上が配置されていること。

となりました。
100点くらいの加算ではないかという予想していたので、少々ビックリ。50床の病棟であれば、一月で200点X50人X30日=30万点となりますから300万円の増収、年間で3600万となります。専従要件が専任に緩和された時に下がった点数が100点ほどでしたので、社会福祉士とセットとはいえ、かなりの大盤振る舞い。ただし、この加算をとるには「回復期1」の基準のクリアが大前提。

今回の改定で、行われる看護必要度の変更の影響はかなり大きく、
3.回復期リハビリテーション病棟入院料 1 における重症度・看護必要度 の項目等の見直しを行う。
当該病棟へ入院する患者全体に占める一般病棟用の重症度、医 療・看護必要度A項目の得点が1 点以上の患者の割合が1割以上で あること。
というふうに1割5分から1割へと緩和されていますが、この要件のクリアは案外厳しいもので、「回復期1」の算定可能な病棟数が減少することが予想されます。

また、これだけ高い点数が加算で評価されるということは、この「専従」要件が、6年前までの「専従要件」よりも厳しくなっていることも予想されます。今後の情報にアンテナを張っておかないと・・・