この道はいつかきた道・・・

先週書いた、松前町立病院のニュース、院長に続き、副院長、内科部長も・・・

http://digital.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1310070100004.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_MTW1310070100004
より。

医師 相次ぎ辞表 町立松前病院
■院長ら、町と対立
 専門科にとらわれない「全科診療」を掲げ、地域医療のモデルケースとして全国的に知られている松前町立松前病院(常勤医10人、100床)で、医師の辞職願が相次いでいることが分かった。先月下旬から院長ら3人が提出、いずれも2014年3月末で辞職するとしており、患者らに不安が広がっている。
 病院などによると、辞職願は、木村真司院長が先月27日に石山英雄町長に提出したのに続き、今月3日付で吉野光晴内科部長、同4日付で八木田一雄副院長がそれぞれ院長に提出した。
 同病院では、今春定年となった病院事務局長(当時)の継続雇用問題で院長と石山町長らが対立。木村院長は、赤字続きの病院を黒字に転換させた病院改革の推進役だった事務局長を定年延長で雇用するよう主張したが、町長側が拒否。事務局長は定年後、半年間だけ臨時職員として雇用されたが、町長側が継続雇用を認めず、先月末に退職した。
 このため木村院長は「この体制では医療を続けることができない」として辞職を申し出た。副院長や内科部長は退職の理由を「一身上の理由」としているものの、院長と行動を共にしたとの見方が広まっている。
 木村院長は札幌医大出身で、2005年11月に同病院に着任。様々な改革などを進め、全国から研修医などが集まっていた。

良い医療を学べるということで研修医を集めていた病院が自治体の長や議会からの横槍で・・・という、あまりにもお決まりのパターン。HPで医師紹介をチェックしてみると、院長、副院長、内科部長というこの病院の要のDrが3人辞任後は、この先生のもとで勉強しようとしていた後期研修あたりと思われる3人はこのまま去るでしょうし、今後新たな若い医師が赴任することはまずありえませんから、残る可能性があるのはS54卒、S44卒というあたりのみではないかと・・・しかもこの2人は外科系なので、一般内科を診察可能な医師がいなくなる可能性も。医療崩壊関連ニュースとして、以前ならもっと話題になったかもしれませんが、今ではあまり取り上げられないようで・・・。いつもなら飛びついてくるであろう、みのもんたも身内のトラブルでおとなしくておられるようですからねえ・・・