八百長解雇無効判決が出たのに大問題にならないのは何故?

白鳳の全勝優勝で3月場所が幕を下ろした翌日、大相撲にとってある意味それ以上の大ニュースがありました。
大相撲界を揺るがした八百長問題で、トカゲの尻尾切りで無理矢理止めさせられた力士のうち、蒼国来について八百長とは認められず、幕内力士としての地位を認める判決が出ました。
一人の力士の人格を否定するようなことを相撲協会は行い、クビにしたわけですが、それが無効となったというこのニュースはもっと大々的に取り上げられて然るべきものと思うのですが、TVのニュースでは、なんか付け足しのような扱いしかされないのはなぜでしょう。彼が八百長をしていなかったという判決が出たわけですから、逆に言えば彼を「犯罪者」的な扱いをかつて行ったマスコミさん達にはそれについて「ゴメンナサイ」をするべき道義的責任もある筈。
この解雇無効判決についてはなんのコメントもなく「次のニュース・・・」となってしまうところはなんかとっても嫌な気分にしてくれます。2年のブランクは大きく、本来のパフォーマンスが発揮できるかは難しい面はあるでしょうが、5月場所での彼の土俵復帰を期待します。