これが本当ならば、先日の最高裁判決をどう考えるのか

産経新聞の記事、http://sankei.jp.msn.com/life/news/130318/bdy13031816100000-n1.htm
「あえぐ医療現場…増える救急患者、減る医師」より。
この記事に信じがたい恐るべきことが書かれています。
以下引用、
「しかし、市内で高度救急に対応できるのは市立総合磐城共立病院のみ。震災前は2万1千人弱だった同病院救命救急センターの年間患者は、24年に2万3千人を超えた。

 しかもセンターの常勤医は震災後、4人から2人に半減した。センター長の小山敦さん(47)は「研修医が月20回当直をして何とか回っている。当直を10回以内にするには常勤医が8人必要」と訴える。

 震災から2年が経過し、被災地外からの応援も減少している。日本医師会総合政策研究機構の調査では、福島県の医師らから「原発事故で医師の派遣を拒否される傾向が強くなった」「若手医師がやめていく」などの声が出ているという。」

これは根本的な認識の間違いがあるのではないかと。研修先を自由に選択できるこの時代に、研修医に「月20回」当直させるような病院で研修する医師がいると思うほうが間違い。若い医師を大事にしない病院に明日はないと思うのですが。
そもそも先日最高裁判決のでた奈良の当直訴訟の結果からみて、この「月20回の当直」というのが本当に「当直」なのか(救命救急センターという業態から考えて「当直」ではなく「夜勤」状態)、この時間外労働にきちんと夜間の割増し賃金を払っているのか、キチガイじみた時間外労働にかんする労働協約がきちんと締結されているとは到底思えず、さらにマスコミの取材に対してこんな「内部告発」レベルのことを平気でしゃべってしまうのもかなりヤバイ気がするのですが。。。