みんなが気に入るシステムは難しい・・・

もうベンダーは決まり、仕様の変更もこれ以上は無し、後はものがやってきて操作方法練習・・・という時期になって最終候補に残った「もうひとつのほうが良かった・・・」みたいな話が出てきたり。それぞれの電子カルテに優れている部分、見劣りする部分があって、各ベンダーともこれまでに開発してきた病院の要望に応えて改良してきた流れとかあるので、それがうちの病院とは相容れない部分もあります。全部うちのやり方に合わせてカスタマイズをしてくれ・・・という事はできないことでは無いけれど、その分時間がかかったり、お金がかかったり、動作の実績の無い分だけ信頼性に問題が出たりといろんなリスクを背負い込むことになってしまいます。
そういう意味で、今後のメンテナンス費用も含めた取り組みで考えると、必要以上のカスタマイズは避けてできるだけお仕着せの仕様の通りのものを運用でカバーというのが現実的な解ではないかと思っている今日この頃です。
今やっている方法は、今与えられた環境の中で仕事をしていくためのシステムであって、それが電子化した後も有効な方法とはいえません。これからは運用でどうカバーしていくかの時期に入ります。