まだ収まっていない光が丘病院問題

日大光が丘病院は日大が撤退し地域医療振興協会が運営することになり、半年が経過しました。当初協会が約束していた数の医師が集まらない、小児科医療が崩壊する、産科の復活は?などいろんな話題を振りまいているので、まだウォッチャーとしてネット上の情報をチェックしています。この病院をめぐる市民運動の中心としての役を果たしていたホームページは「日大光が丘病院の存続を求める区民の会改め練馬の医療を考える区民の会 公式ホームページ」と名前を変えましたが、定期的に新情報がアップされています。
このホームページに9/13付けでアップされた情報、これって真剣に対応しないと、某医大附属病院とかみたいに不正請求として問題になる可能性はないんでしょうか?
http://www.geocities.co.jp/kuminnokai/0913yousei.html
以下、引用
 区民の会では、練馬光ヶ丘病院が、当初の約束どおりに順調に医師の確保を進めているのか、きちんと確認していくことがとても大切であると考えています。
 そのため、様々な確認作業を行っていますが、その過程で、練馬光ヶ丘病院と同時期に増床された地域医療振興協会の市川浦安東京ベイ医療センター(千葉県)の医師の名簿を入手しました。この名簿は、同医療センターの本年4月からの増床を許可するにあたり、増床に見合う医師が確保されているかを担保するために千葉県が本年3月に同医療センターに提出させたものを、千葉県健康福祉部医療整備課が情報公開したものです。それをみると、練馬光ヶ丘病院の開設許可申請書に添付された医師名簿に記載されている氏名と同じ氏名が6名ありました。
 練馬光ヶ丘病院の医師名簿については、「常勤」であることは分かっています。では、千葉県に提出された東京ベイ医療センターの医師名簿は非常勤を含むものだったのでしょうか?それとも、同時に二つの医療機関で常勤医であることは何らかの工夫により可能なのでしょうか?あるいは、非常に短期間の間にこれらの医師は2病院間を異動することになっていたのでしょうか?
 わたしたちが考えても良く分からないので、このなぞをとくため、これらの申請書に基づき許可を行った東京都及び千葉県に事実関係の確認を要請する文書を、さる9月13日に提出しました。

看護師の7:1勤務などでは、きちんとその病院の職員として仕事をしていても、各種委員会などで病棟の業務をしていない時間があるだけで、条件を満たしていないとして診療報酬の返還を求められた事例もあるくらいなのですが、こういうふうに二つの病院の両方で一人の医師がカウントされるなんてことが合法とされるやいなや。
そういえば先日リハビリ関連の診療報酬の不正請求で5年分の返還を求められた「西吾妻福祉病院」も地域医療振興協会の運営でした。