デモ(2010)その3 ワイズマンER

2年前のメモと記憶に基づいた、思いっ切り主観と偏見に満ちた感想です。。。。
うちの法人の介護部門には、ワイズマンの介護システムが入っています。鳥取県内のケアマネ事業所の大半もこれを利用しているとのことです。ここの電子カルテER(名前は救命救急センターっぽいけれど)は、療養型とかケアミックスなどの中小病院をメインターゲットとしているシステム。大病院では普及してきている電子カルテですが、100から200床前後の病院の電子カルテ化がこれから進んでいくことが予想されていますので、これからの主戦場はここになりそうです。
うちが利用している介護システムはASPによるシステム。今流行のクラウドでのデータ保存になっており、ローカルにサーバーを置く必要がありません。一方、医療用の電子カルテERは通常と同じクライアント・サーバー型のものでした。法人内での情報共有が容易になるかも・・・とか期待していましたが、このERとASPの介護システムの連携については「できない」という返事でした。(その後、同じような要望があったのか連携システムが新発売になりました)
ワイズマンの印象は、きっといろんな病院の要望に答えてきたんだろうなあ・・・というもの。医師にとって面倒な業務の省力化へ向けた取り組みが随所にみられます。入院患者まとめて一括定期処方とか、保険病名のついていない薬を処方すると対応する病名が出てきてワンクリックで病名が入力できるとか。電子カルテ、看護システム、医事会計まで含めたオールインワンになっていて操作方法などが統一されているのもポイントが高いかもしれません。
リハビリについては以前は自社開発の統合システムでしたが、現在はタックのリハビリ部門システムと連携する形に変更になったとのこと。これまで全国シェアトップのリハ部門システムであるリハメイトよりもこちらのほうが機能も高くオススメだということで、いつかこれも触らせてもらわないと・・・と決心。(秋の学会で実現)
画面に多くの情報が同時に表示するためにかなり高精細の液晶画面を要求することが一つの難点でした。SXGA以上の解像度ということで、デスクトップではなんとかなってもノートPCでこの解像度をクリアできるものはほとんどなし。そのぶん割高となることと、故障した時の代替調達に心配な面を感じました。(その後、これは改善)もうすぐ大きなバージョンアップがあるということで、その進歩は要チェックです。