デモ(2010)その1 富士通EGMAIN-NX

2年前のメモと記憶に基づいた、思いっ切り主観と偏見に満ちた感想です。。。。

病院向け電子カルテシェアトップの富士通さん。島根県では県立中央病院、松江市立、安来市立など多くの病院で採用されています。私が勤務していた頃は松江赤十字病院富士通電子カルテ使用していました。鳥取県でも鳥取市立病院や西伯病院が富士通電子カルテユーザー。もっともこれらの病院が採用しているのは完全オリジナルの島根県立中央病院も含め、大規模の病院を対象としたシリーズです。多機能で病院独自のカスタマイズにも対応してもらえますが当然価格も高く、導入するための人的な負担も大きいので中小病院には適さないものです(実際松江赤十字病院富士通電子カルテを導入した際、5つのワーキンググループに所属していたために、最後の1,2ヶ月は連日11時過ぎまで会議の連続。管理職じゃなければ時間外が請求できたそうですが・・・)。
ということで、持ってこられたのは中小病院向けのレディーメイドでノンカスタマイズでの導入を前提としたNXという電子カルテ。200床くらいまでの病院をターゲットにしたシステムです。基本的な画面の作りは前病院で使用していたEGMAIN-EXと同じ。画面左側に過去カルテが時系列で巻物のように連なって表示されるロールブラウザがあり、右下のエディタ部分でカルテの記載や各種オーダーを行うというのが基本の画面。基幹の電子カルテ部分に各種部門システムを必要に応じて追加するというスタイルです。リハビリ部門はこのオプション。リハ部門システムとしては、リハメイトとの連携が一番実績が多いとのこと。

外来を複数診療科で同時に何診か開いて、2,3の病棟を持ち、救急医療(1次から2次)、手術もあるし、リハスタッフも何人かはいる・・・というような病院をイメージして作られているんだろうな・・・というもの。操作性について以前使用していたEXで不満のあった部分の幾つかは改善されていたものの、当院にとって一番重要なリハ関連やチームでの医療連携という意味で物足りなさを感じました。