決断することの大切さ

この数カ月はお兄ちゃんの受験の事でハラハラ、イライラ、ソワソワの毎日でした。思ったような結果にならなかったことも本人の実力。2次試験へ向けてのチャレンジがスタートします。冒険するもよし、安全策に走るもよし、ここからは本人の気持ち次第でしょう。自分の進む先をどうするか、について人生で最初の大きな決断がこの大学受験。振り返ってみると自分のこれまで過ごしてきた日々を見てもいろんな分かれ道があり、それをその都度自分で決断してここまでやってきたのだという事を息子の受験を通して再認識しました。
28年前、自分の受験の時、うちの両親はなんの口出しもせず(されたかもしれませんが、全く聞かず)、僕が出した結論を受け入れてくれました。あの時受験大学を変えていたら今の多くの友人たちに会うことは無かったでしょう。その後も仕事についてだけ考えても、卒後研修、大学院への進学、病院勤務、松江に戻る決断、内科からリハビリテーション科へ、そして今の勤務先への転職・・・とその時、その時にその先に大きな影響を及ぼす決断をしてきました。その度に周囲の人々にサポートしてもらい、ご迷惑をおかけし、自分も胃に穴があきそうな思いを繰り返してきました。もっと楽な生き方もたくさんあったはずですし、もっと苦しく険しい道もあったでしょう。その中から自分で決断して「選ぶ」ことの価値、大切さを理解して欲しいと思います。僕がこれまでの人生でどこかで違う選択をしていたら、うちの子供たちはこの世に存在しなかったかもしれないのですから・・・