LTAC 同床異夢

 大阪で日米ジョイントフォーラムに参加してきました。3年前にクリーブランド視察ツアーに行った時にお世話になった先生にも久しぶりに会うことができてちょっとハッピー。いつでもdutyとしている質問も開始早々にしてあとは気楽に。
 LTACはLong Term Acute Careの略。合併症やらなんやらで医療依存度の高い状態が長期にわたり続いているような患者さんを対象とした病床のようです。通常の急性期病院の病床にいるよりもコストが安くつくことがメリットとのことですが、アメリカの医療費支払いのシステムが完全には把握できず、DRG/PPSのなかでの位置付けが微妙にわかりませんでした。また次の機会になんとか理解しなければなりません。
 いっぽうこのLTACを日本の医療の中で位置付けなければ・・・ということも今回のフォーラムの一つの考えだと理解したのですが、アメリカで現在行われている「LTAC」と日本で想定されている「LTAC」ではどうやら同じようで異なるものを志向しているのではないかというのが今回の印象。
いずれにしても今の「一般病床」というシステムは、今のままでは早晩たちゆかなくなるのは確実と思いますので、明確な「急性期病床」とPost Acute CareとしてのLTACも必ず必要となるのも間違いないと予想します。