今日の中医協

正月が明け、中医協も再開されました。昨年末までの論議をまとめた形の資料、「平成24年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」というものがアップされています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001zphk-att/2r9852000001zplz.pdf
39ページまである書類ですが、2025年へ向けて厚労省が目指す医療制度改革の第一歩ということでしょう。

リハビリテーション関連を見ていくと、
P13.重点課題2−6
(1)標準算定日数超えの脳血管疾患リハ、運動器リハの評価の見直し、要介護認定者への疾患別リハは次回改定まで
(2)医療保険リハと介護保険リハの移行で両方算定可能な期間を2ヶ月間に。その間の算定可能単位は逓減制とする
P20.I-6 リハビリテーションの充実について
(1)回復期リハの上位基準新設 
    より充実した体制、医学的処置の必要のある患者、重症患者の受け入れ、状態改善、在宅復帰が評価ポイント
(2)早期リハの2段階制
(3)外来リハ診察の見直し。カンファレンスをきちんと行なっている場合という条件付き
(4)急性増悪時の短期的な集中的訪問リハを実施可能に

また、栄養管理実施加算、褥瘡患者管理加算は包括(要するに廃止)というのも、回復期リハ病棟での収益面で言えば影響してくるポイントです。
一般病床への締め付け(7:1の算定要件の平均在院日数、看護必要度基準の強化)や、亜急性期入院医療管理料のダウンといった辺りが周辺の急性期病院にどういった影響を与え、それがこちらにどう響いてくるのかも要注目です。