銚子市立病院の改革プラン

なんていうものを見つけました。(HPに公表されているので簡単に見つかります。)
しかし指定管理者制度になると、市の会計からは肝心の医療関連指標が関係なくなるためなのか全てが「0」という表示になっていてあまり意味のある資料にはなっていません。しかし、いくつか参考になる数字がこのプランの中に残っていました。
1.病床稼働率 90% 開院時からずっとこの数字をキープすることが計画されています。
2.外来患者数  1日あたりの患者数が、H22 72人、H23 176人、H24 252人、H25 350人、 H26 600人とどんどん増加する予定
3.H26には黒字になる

このH23年度の赤字は1億ほどという予定だったようですが、残念ながら5億超となってしまったということのようです。

しかしこの銚子市のHPを見ていて一番評価したいのは、この病院の状況について市民報告会を開いて、状況を開示しているところ。(まあその数字をみると厳しさばかりが目につきますが・・・)
http://www.city.choshi.chiba.jp/mayor/houkoku/h23houkoku/files/h230719_presentation3.pdf

この数字をみせて、市民に「順調です!!」という資料を作ることができるのは本当にスゴイです。
 入院患者は6月に211人と書くと普通の人は「おー、頑張ってる!!」なんて思うのでしょうか?要するに30日で割って1日平均わずか7人しか入院していない。
外来も6診療科の外来を行なって、わずかに132人の外来数。午前午後とも外来を行なっておられるようですから、1単位の平均患者数は10人ほどでしょう。ともに一番高くなってきている時の値ですから、それ以外の時期はさらに悲惨であったことがわかります。
今後も厳しい経営が続きそうです。