合唱コンクール

週末のコンクールが終わり、少しずつ今の思いを書いておこうと書き始めましたが、すでに水曜日となってしまいました。


夏休みから始まった合唱コンクール追っかけの旅も先週末でエンディングを迎えました。お兄ちゃんの中学3年から始まって、4年目、いつも客席で一緒になる保護者のお母さんがたと比べるとまだまだ駆け出しみたいなものですが・・・。
今年の春(というか去年のコンクール終了後か・・・)、女子が信じられないくらい部員が減少し、新入部員も入ってくるのは男の子ばかり・・・みたいな状況から始まったこのシーズン。夏のNコン県大会では、最悪今年は県大会で終わるかも・・・というようなことも頭をよぎりましたが、そこから立て直してきた彼らの努力はやはりすごかったと思っています。
一方中学校の方も、全国のキップを手にするところまでは想定内でしたが、Nコン全国でまさかの失速。このままどうなるのかという思いもありましたが、最後の舞台でその実力をしっかり発揮してくれたと感じました。
全国大会ともなると、出場する学校はすべて素晴らしい歌を聴かせてくれます。そんな中で賞を勝ち取るためなのか、難解な曲、パフォーマンスなどが随所に散りばめられたようなものが多いなあ・・・というのが正直な感想でした。そんな中で、決して簡単とは言えませんが、細かいテクニックも謎の不協和音も訳の解らんボカリーゼもない「苦しみの日々 哀しみの日々」で金賞を勝ち取ったことは本当に誇るべきことと思いました。

コンクールの審査結果待ちの間、中学生が客席で歌っていたのはNコンの課題曲。「証」、「エール」、「手紙」と続く一連の曲は、やはり全国の中学生にとって大事な曲なんだと実感しました。(やはり去年の課題曲は嫌われている・・・と思ったときに例の大塚愛も歌われてほっと一安心)その後、「虹」(さすがに古すぎて歌っていない子も多かった・・・)、「大地讃頌」、「明日という日が」と続く一連の歌はコンクールという順位を決める歌ではなくて、「一緒に声を合わせて歌う」という合唱の根源の楽しさを感じられて、ある意味一番ジーンときました。あとはこの感動を作ってくれた子供たちがこれからも合唱を続けていってくれるかどうか。中学の層の厚さに比べて格段に薄い島根の高校の現状をなんとか打破して欲しいものです。