社保審で2012年診療報酬改定が論議されている

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001t7j0-att/2r9852000001t7p5.pdf
に「平成24年度診療報酬改定の基本的認識、視点、方向等(案)」が。
【重点的に取り組む課題 案】
今後も、救急、産科、小児、外科等の急性期医療を適切に提供していくという観点も踏まえた、医療従事者の負担軽減
【具体的な方向案】
・ 救急、産科、小児、外科等の医師等の医療従事者の負担軽減に資する勤務体制の改善等の取組に対する
評価
・ 救急外来や外来診療の機能分化の評価
・ 病棟薬剤師や歯科等を含むチーム医療の促進

診療報酬と介護報酬の同時改定であることも踏まえた、医療と介護の役割分担の明確化と地域における連携体制の強化の推進及び地域生活を支える在宅医療等の充実に向けた取組
・ 在宅医療を担う医療機関の役割分担や連携の評価
・ 看取りに至るまでの医療の適切な評価
・ 早期の在宅療養への移行、地域生活への復帰に向けた取組の評価
・ 地域における療養の質の向上に向けた在宅歯科、在宅薬剤管理の充実
・ 退院直後等の医療ニーズの高い者への重点化等の訪問看護の充実
・ 維持期(生活期)のリハビリテーション等における医療・介護の円滑な連携

「充実が求められる分野を適切に評価していく視点」
・ 緩和ケアを含む、がん医療の充実
感染症生活習慣病対策の適切な評価
認知症の早期診断等、重度の認知症の周辺症状に対する精神科医療の適切な評価
・ 身体疾患を合併する精神疾患救急患者への対応等急性期の精神疾患に対する医療の適切な評価
・ 地域移行を推進し、地域生活を支えるための精神科医療の評価
リハビリテーションの充実
・ 生活の質に配慮した歯科医療の適切な評価
東日本大震災を踏まえた診療報酬における災害対応の検討
・ 手術等の医療技術の適切な評価
・ 医薬品、医療材料等におけるイノベーションの適切な評価

「患者等から見て分かりやすく納得でき、安心・安全で生活の質にも配慮した医療を実現する視点」
・ 医療安全対策等の推進の評価
・ 退院支援の充実等、患者に対する相談支援体制への評価
・ 明細書無料発行の促進
・ 診療報酬点数表における用語・技術の平易化・簡素化

「医療機能の分化と連携等を通じて、質が高く効率的な医療を実現する視点
・ 高度急性期、急性期等の病院機能にあわせた入院医療の評価
・ 慢性期入院医療の適正な評価
・ 医療の提供が困難な地域に配慮した医療提供体制の評価
・ 診療所の機能に着目した評価

「効率化余地があると思われる領域を適正化する視点」
後発医薬品の使用促進策
・ 平均在院日数の減尐、社会的入院の是正
・ 医薬品、医療機器、検査等の適正な評価

社会保障と税一体改革成案(平成23年6月30日政府・与党社会保障検討本部決定)に2025年の姿として描かれた病院・病床機能の分化・強化と連携、在宅医療の充実、重点化・効率化等の推進等
・高度急性期、一般急性期、慢性期等の病院・病床機能の分化、強化
・地域に密着した病床における急性期医療、亜急性期医療や慢性期医療等の一体的な対応
・外来診療の役割分担
・在宅医療の充実

なんていう文字が並んでいます。まだ先は見えない感じですが、目指すべき方向性は大きくは変化していないと言って良いのではないかと。。。これから先、社保審、中医協から目が話せません。