「医学生の学力が低下、2008年の定員増以降」

というm3.comの記事。
データとしてあげられているのが、
◆1年生留年者数:2009年は、2008年に比べて有意に増加(P<0.047)
・53校(国立30校、公立2校、私立21校)のデータ
・2005年134人(入学者に対する留年者の割合は2.644人)、2006年131人(同2.556人)、2007年133人(同2.620人)、2008年148人(2.902人)、2008年176人(同3.178人)

◆2年生留年者数:2009年は、2008年に比べて増加
・53校(国立30校、公立2校、私立21校)のデータ
・2005年289人、2006年321人、2007年312人、2008年277人、2008年341人

◆「前期一般選抜試験の最終合格者」のセンター試験の平均点と最低点:2010年は2009年に比べて有意に低下(平均点:P<0.001、最低点:P<0.01)
・39校(国立30校、公立6校、私立3校)のデータ
・平均点:2006年90.1%、2007年86.6%、2008年88.5%、2009年86.2%、2010年84.5%
・最低点:平均点:2006年84.9%、2007年80.8%、2008年83.1%、2009年80.0%、2010年77.8%

センター試験8割未満というのは、確かにまずい気がします。
しかし、一番ヤバイと個人的に思っているのが、「地域枠」という地方専用の「ゲタ」。本来なら届かない高さに無理矢理帳尻を合わせようとしたツケが数年後に各地方自治体を襲う(予定した数の卒業生が国試を通らない)気がしてなりません。そうならないことを願って・・・