医療社会事業協会の研修会で

お話してきました。頂いたお題は「医師としてMSWに望むこと」。なんとも漠然とした話題で、どの辺から離していけば良いのかと悩んでいましたが、地域連携関連という自分の得意なフィールドに引っ張り込むしかないので、話はその関連のことを中心に。
病院というところは各種国家資格を持つ人々が集まって成り立つ、ちょっと変わった組織と言うこともできると思うのですが、その病院という組織の中、MSWというものに国家資格は存在していなかったりします。そういう中で現在MSWとして働く人々に対して診療報酬が求めているのは社会福祉士の資格。MSWという医療関連に特化した資格ではありませんが、そういったものも含めて医療と福祉をつなぐ人として重要な役割を果たしているこの職種の明確な定義ができなかったのもこのあたりと関係しているかもしれません。
さらに言えば、現在かれらの仕事のうち、診療報酬として認められているのはいわゆる「退院調整」関連の項目のみ。そのせいでMSW=退院調整係?みたいなふうに思われているのではないかと少々不安ということもムリヤリ触れてみました。

1時間という約束のところを1時間半しゃべり倒して(おそらくそのうち30分以上は笑いをとろうとした無駄話の影響)時間オーバーしましたが、「想定内です」と言われてしまいました。

後半の座談会で、意見を述べられたのがベテラン組ばかりだったことが本当に残念でした。ワカモノたち、ガンバレー!!