各都道府県別に作る医師派遣システムについて

 その派遣システムって新しい天下り先を作るためのものじゃないでしょうね?昨日テレビタックルで「お役人が新しい事業を作るときには必ず天下り先とその人件費をその中に潜り込ませようとする・・・」っていう話を元官僚という人がおっしゃっていました。それが真実に聞こえてしまうほど、信用されなくなっているのがかわいそうな感じでもあります。
 そういう官製の医師派遣システムですが、どこからどうやって医師を集め、どうやって育て、どうやって派遣するんでしょう。そのノウハウも実績も能力もない人々が何をどうやって決めるのでしょうか。
 これまでの医局からの派遣との違いは、自分にとって尊敬すべき相手でもなく(けっしてみんなが教授を尊敬しているといっているわけではないですが、少なくとも自分のオーベン(指導してくださったDr)はたいてい尊敬している)、その後なんらかの見返りがあるわけでもなく(留学したいとか、昔なら学位がとりたいとか)勝手に診療科と赴任地を決められ、けっしてその後の身分も保障されていない(自治医大を卒業後という状態で身を粉にして働くと思う方がどうかしているとは思いませんか?