内科がいなくなるということが意味するもの

 世の中では産科、小児科の減少が大騒ぎになっています。この2科は本当に少ないです。そしてともに女医さんの占める割合がとても高いことが特徴です。体力的にも大変な上、精神的にもしんどい科です。
 そして今、急速に内科医が減っています。日本中のあちこちで内科医がいなくなる病院のニュースがあふれています。「常勤内科医0に 牛深市民病院4人が辞意」「内科医全員が退職の意向(北見赤十字病院)」「オホーツクから内科医流出 道立紋別病院も4人」一番最初にアウトになった大阪の阪南市立病院は未だに内科は休診したままです。
 内科がいなくなると、病院全体に大きな影響が及びます。外科もマイナーも高齢化がすすみ合併症たくさんの患者さんの治療を行うには内科管理が必要だからです。
 伊関先生のホームページの牛深市民病院のニュースへのコメントに書かれている「牛深の真実」が真実ならこの病院は役所が潰したということになるかもしれません。この状態で心の折れない人は病院のことを真剣に考えていない「腰掛け」の人たちだけでしょう。

 のんきで馬鹿なことをやっている某マスゾエさんにはあまり期待できないのでしょう。厚生労働大臣になる前から、厚生官僚を怒鳴りつけていた(おまえらのせいで自民の票が減ったと言ったとか・・・)という方ですから官僚に足を引っ張られ続けているのかもしれません。