阪神大震災から13年。あれから日本は変わったのか

 もう13年が経ちました。まだ子供は一人だけで、親子3人川の字で寝ていてグラッときたのを思い出しました。その頃は宇治に住んでいたので、本棚の上のものが落ちたくらいでした。去年も新潟や能登半島地震があり、そのたびに救命救急医療の重要性が叫ばれたりします。あの頃はまだ頑張れたけれど、今起こったらもう誰も頑張れないかも・・・という不安が胸をよぎったりします。なんでもかんでも訴訟が起こり、AEDを使わなかったということで非医療従事者が責められる時代になりました。救急の場面ではその瞬間瞬間に刻々と変わる状態の中で最大限の努力を行うことは約束できるかもしれませんが、最善の結果を常に要求する事は不可能だということがだんだん忘れ去られている気がします。