プロについて考える

 今日、病棟である看護師さんと電子カルテの入力をしながら、話をしました。今の病棟について大きな不満があるらしい。僕ら医者と違って看護師さんは一つの病棟に所属して仕事を行っているので、その病棟のやり方というか、雰囲気というか、そういうものが合わないと凄くストレスになる(ようです)。彼女たちの職場は、毎年移動があって、突然これまで「外科一筋でした!!」みたいなひとが「今日からあなたは小児科ね」といわれれば、小児科になってしまったりするわけで、これは明日からぼくが「産婦人科やれ!!」とか言われるくらいのストレスはあるのかもしれません。いろいろ理由はあるのかもしれないので、人事に深く突っ込まないように気をつけているのですが、「看護の専門性」なんて言葉をやたらと聞く今日のこの頃ではありながら、???とクエスチョンマークが3つくらいついてしまう人事もよくあります。
プロがプロであるというためには、仕事について責任とプライドを持てなければならないと思っています。自分がプロと言えるかどうか、周りの人がプロとして認めてくれているかどうか、そういった問題は常にありますが。
 看護師には離職者が多いという問題があります。この離職してしまう(イヤになってしまう)原因の一つに彼女たちのプロとしての責任とプライドの持てる職場作りが出来ているのか、ということがあるんじゃないかと今日感じました。