そろそろ診療報酬改定が気になる季節。

2年毎に行われる診療報酬改定。厳しい財政状況の中、マイナス改定は避けられないとも言われている今日このごろ。改定よりも厳しい支払基金の査定の問題もありますが、とりあえず根本の所の制度がどういう形担っていくのかは気をつけていく必要があります。
一番影響を受けるリハビリテーションの分野は本当に4年毎に大きな改定がなされています。3年後の介護報酬との同時改定の時には大きな変化が来るだろうと予想されますので、今回はその露払いといった感じでくるのかな。。。なんてことを思いつつ、社会保障審議会の記録などをチェックしていると、
「「患者にとって安心・安全で納得できる効率的で質が高い医療を実現する視点」も、これまでの視点の中で掲げられているところでございますが、この例としましては、かかりつけ医、かかりつけ歯科医、さらにかかりつけ薬剤師・薬局の評価ですとか、ICTを活用した医療連携やデータ収集の推進、さらに質の高いリハビリテーションの評価といった、疾病からの早期回復の推進ということを例として掲げております。」
なんて記載が。「リハビリテーションの質」として何をもって「質の良いリハビリテーション」とするのか、その物差しを何にするのかが難しいところです。リハビリテーションの内容も患者さんの能力も介護者の介護負担軽減も何も反映していない「看護必要度」を指標にするのはやめて欲しいと思うのは私だけではないはず。