続々と増えている感じの地域包括ケア病棟

病床機能報告制度が開始となり、高度急性期、急性期、回復期、慢性期と各病院が病棟ごとにその機能を報告する制度となりましたが、このうちの回復期に当たる機能を回復期リハビリテーション病棟とともに担うと考えられるのが地域包括ケア病棟。実際にはもう少し幅広い患者さんを受け入れられる病棟です。おそらく国(厚労省)の考えとしては、増えすぎた7:1病棟の転換先として考えているのか、比較的高得点が付けられています。
従来の亜急性期病床の時代よりもずいぶん多くの病棟がこちらに移ってきているようですが、なかなかその実際の病床数がはっきりしなかったのですが、久しぶりに中四国厚生局のHPを見てみると、この地域包括ケア病棟の各病院の病床数が公表されていました。想像以上に増加しています。
以前のニュースで見ても、全国の中でも地域包括ケア病棟を算定している病院の割合が高い山陰両県。(まあ、もともとの病院数が少ないので、ちょっと増えただけでも比率が上がりやすい)さっそく中身を見ていると、島根県で15、鳥取県で10病院が算定していました。一方病床数では島根が549に対して鳥取が234。ちなみに島根の回復期リハの病床数は580で、鳥取は669。人口10万人あたりの島根の病院の地域包括ケア病床数はきっと全国トップクラスなんだろうなあ・・・