福島第一原発の汚染水漏れ。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130406-OYT1T00447.htm?from=navlp
http://toyokeizai.net/articles/-/13582
応急処置で無理矢理作った貯水槽を未だに現役で使い続け、増え続ける汚染水と戦わなければならないという今の状況は、まけ試合の典型的なパターンのようにみえます。今行なっている、増え続ける汚染水への対策は、事故直後の応急処置としては「あり」ですが、安定的に動かし続けるという意味では「なし」。敷地のある限りタンクを並べ続けるような対応策をとっている限り、早晩今回漏れた地下貯水槽以外のものも含め、汚水タンクからの水漏れが始まることは必至でしょう。今存在している放射性物質に汚染された水の体積を減らす(濃縮する)方法が事故後2年以上が経過してもまったく行われているように見えないことからみて、この事故の収束にかかる時間の長さが絶望的に長くなるとしか考えられません。