次の難問は・・・

来春までの電子カルテ導入を目指し、頑張らないといけないかもしれないけれど、雑用の中で後回しにしてしまったり。。。
そんな中で一つの難問が。3年近く前(今調べたら、2010年の1月)に厚労省の検討会報告書が出ていますが、処方箋の書式の変更に関する問題です。この検討会では1日量処方を1回量処方に変更することとしています。「ある日からは強制的に・・・」みたいな表現はなくて、電子カルテの更新時期などに併せて徐々に・・・なんてことになっているのですが、長年の習慣を一気に変更することのリスク(処方をする医者も、指示を受ける看護師も)も含めて悩ましい問題です。途中で変えるのはさらに大変だし、リスクも高まるので、手書きから電子カルテに変更するタイミングでやってしまうという意見もありますし、そういう変更は自分が引退してからにしてくれ・・・という先生もおられたり。。。
夏ごろからずっと考えているけど、結論の出ないままにしていましたが、いよいよ最終の仕様決定をしないといけなくなりました。院内の医者、薬剤師、看護師の意見集約をしないといけません。しかしこの処方箋の変更、まだそんなに普及していないと思うのですが。。。(前にFacebookで書き込んだら、調剤薬局にやってくる院外処方で1回量をしているところは1箇所くらいとか薬剤師さんがコメントをくれた記憶があるのですが、それ以降増加しているんだろうか・・・)
現在、電子カルテ情報の地域内共有という話が全国的に広がってきており、大変のシステムは画像、検査とともに処方内容の情報共有というのを可能とすることを目指しているのですが、こういう病院のカベを超えた情報共有するときに2種類の処方箋記載方法が混在しているのはかなりリスクが高いとおもいます。まあ他の病院の心配をする前に自分の身内の意見をまとめることが先決です。