将棋が終わり、合唱の季節・・・

先週の今頃は、山形で将棋大会だったなあ、とか思っていましたが、今週水曜のNコン松江地区予選からいよいよ合唱シーズンが始まりました。2年連続で全国コンクールまで進出している島根大学教育学部附属中学校コーラス部の今シーズン初舞台を聴きにプラバホールへ。今年の課題曲「Fight」も例年通りのポップス路線。そろそろ変えて欲しい気もしますが、NHKとしては何匹目かのドジョウを狙っているのでしょうか。合唱曲になんとか仕上げてくる編曲者の苦労が感じられたり。コンクールのトリとして登場した島大附属、自由曲は今年も松下耕作品、「一詩人の最後の歌」。以前にお兄ちゃんが北高で全国まで行った時に鹿児島女子高が歌っていた曲の混声版。これまで出版されていたのはこの女声版のみでした。

私を高く運んで行け お前 強い死よ
魂の大きな国へ
私は神が命じた道を進んだ
額をまっすぐにあげて
私が与えたすべては 神よ あなたのもの
どれだけ私の富があるのか 私は知りませんでした
私が費やしたものはほんのわずかです
私は枝の小鳥のように歌っただけです
 
さようなら あざやかに赤い一本一本のばらよ
さようなら お前 いとしいもの!
 
ただ私を運んで行け お前 強い死よ
たとえこの世にあるのが楽しいにせよ!
ありがとう神さま あなたが与えて下さったもののために
ありがとう これから来るもののために!
死よ 時間の海を越えて飛んで行け
さあ 永遠の夏の方へ

まだ完成度は低く、特にテナーが聴こえてこないのがつらいところ。各音の始まりのバラバラした感じがしました。日本語としての歌詞も解釈の難しいものですが、この詩がしっかりと聞き取りにくいところも気になった所。
曲としても難易度はかなり高そうで、2週間後の県大会までにどこまで伸びるか期待です。しかし、ピアノも大変そう・・・
今日は島根で最もレベルの高い出雲地区予選が開かれ、県大会出場校が全て決まります。斐川西、出雲一中、出雲三中、平田など下手すると中国ブロックコンクールよりもレベルが上かも・・・という注目の代表争い。