リハ医としての原点をしっかり記憶していく

 「飲み会をするので来い」という連絡があり、先週の金曜日に懐かしい仲間と飲み会に行って来ました。飲み会とは言っても、一滴もお酒が飲めないので終始烏龍茶なのはいつもと同じ、メインはその仲間たちと話をすることです。11年前の5月に松江日赤にリハビリテーション病棟を開設した時の看護師長さん、係長さん、主任さんやリハ科部長、そして看護スタッフ、そして専従医だった自分。
 いったい回復期リハ病棟ってなんなのかもわからず、周りには見本となる病院もなく、まさに手探りで一から手作りしていったメンバーです。気がつくと10年以上の月日が過ぎ去り、師長さんは看護副部長に、リハ科部長は院長になっていました。他のみんなも偉くなったり、異動があって、日赤のリハビリ病棟で働いているスタッフはいなくなりました。病棟も新病院建設のために取り壊しとなり、来月には新病院が完全オープンとなります。今でも回復期で仕事をしているのは、僕一人。リハ医として、回復期リハ病棟専従医として、スタートをしたときの気持ちを思い出させてくれました。
 また一緒に飲み会をする予定。ここが僕の原点なのです。