中医協メンバーは、リハビリにはあまり興味がないようだ・・・

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/36489.html
中医協】亜急性期管理料2をリハ向けに- 包括範囲は回復期と同等に
より。
いつも思うことなのですが、リハビリ関連についてアツイ論議がされたなんていう話をとんと聞いたことがなく、いつも厚労省が提案してきた案がそのまま素通りしている印象。今回も「亜急性期2」というのを「回復期リハ同等」と扱うようですが、前回の改定で亜急性期にもリハビリを頑張るインセンティブを与えていた(加算をつけていた)のが、今度は逆に「リハをするとその後の診療点数を下げる」というまったく逆の仕打ちになっています。そういうことについて誰も疑問に思わなかったのでしょうかね。この記事によると「反対意見はなかった。」ということなので、このままあっさり行くのでしょう。この点数減で亜急性期病床がどうなっていくのか、予断を許さない状況です。
ちなみにこの記事を書いている人も勉強不足。「亜急性期入院医療管理料では、現在でも麻酔や放射線治療などの費用が包括されるが、・・・」という部分は間違いです。亜急性期では麻酔、放射線治療、手術などの点数は算定可能。回復期では算定不可能ですので、今春以降は算定不可となりますが・・・。

ちなみに亜急性期入院医療管理料で出来高算定できるものは、
臨床研修病院入院診療加算、医師事務作業補助体制加算、地域加算、離島加算、栄養管理実施加算、医療安全対策加算、褥瘡患者管理加算、急性期病棟等退院調整加算、救急搬送患者地域連携受入加算及び総合評価加算、第2章第1部医学管理等、第2部在宅医療、第7部リハビリテーション、第8部精神科専門療法、第9部処置(所定点数(第1節に掲げるものに限る。)が1,000点を超えるものに限る。)、第10部手術、第11部麻酔並びに第12部放射線治療に係る費用並びに除外薬剤・注射薬の費用など。