公立病院改革プラン問題その2

僕の意見に対する回答は、
    
〈県内市町村の公立病院について〉
 公立病院改革プランの点検・評価の結果の公表については、各病院に対して、病院決算の議会への報告後速やかに行うよう働き掛けているところですが、現時点での公表等の状況は、以下のとおりです。
 なお、病院経営に関しては、各病院とも医師や看護師が不足する中、H22決算の経常収支は、H21決算との比較で4.5億円改善(県立病院を除く公立病院の合計)するなど、経営改善に向けて努力をされているところであり、県としても引き続きこうした取り組みを応援してまいりたいと思います。
  
というもの。まるで、改革プランがうまく機能しているかのような表現ですが、その実態をなにも見ずに、表面上の数字しか追っていない証拠。平成22年度は久しぶりの診療報酬プラス改定の年です。入院は平均プラス3%アップですから、「経営改善の努力あり」と言えるのは、この改定率3%を超えて改善している場合のみ。さらに経常収支の改善の最大の要因は一般会計からの繰入金の伸びによるものが大きくなっている病院が多いのが現状。何も経営改善はなされていないということをしっかり認識しなければ、確実に破綻への道を歩むことになりそうです。