リハビリテーション専門学校

かつては山陰には全く存在しなかったリハビリテーション関連の専門学校ですが、今は鳥取に1校、島根に3校あります。さらに来春出雲にも開校予定とのこと。この学校、出雲市が土地を無償提供するなどして誘致しているそうで、出雲市のHPなんかをいろいろ見ているとその「経済効果」が7億円とか9億なんていうものが計算されていたりします(こういうのってどれくらい根拠があるものなんだろ・・・)。この学校、出雲駅の近くに、

看護学科(80名×3学年)240名
理学療法士学科(40名×3学年)120名
柔道整復師学科(30名×午前・午後×3学年)180名

という学校を作ろうというもののようですが、どうやら柔道整復師科はダメになったようです。まあ、このところ各地で問題になっている柔整を敢えて養成する必要もないと思うのですが、実際断念した理由も、島根日日新聞によると「市側の説明によると、柔道整復の施術に伴う医療保険の適用範囲に関する解釈をめぐり全国的な問題が持ち上がっており、一部医療機関から、そうした状況下での柔道整復師の養成に疑義を唱える意見があった」というもの(市議会での答弁内容のようです)
すでに全国的にはリハビリテーション関連の学校は乱立していて、定員割れや学生の質の低下が叫ばれ、優秀な人材は専門学校ではなく、大学を志向する時代となっているなかで新設されるこの学校。どういった学生をどういう風に集めて育てていくのか。いろんな意味で要注目です。