各自治体病院の決算の数字が出てきていますが・・・

季節は秋となり、各市町村の議会の季節。昨年度の各自治体病院の決算が出てきています。
http://www3.pref.shimane.jp/houdou/files/C8B1B09D-13E6-4F80-8556-D1C575D44AAE.pdf
昨年の診療報酬改定が、公立病院を中心とした大病院にとってメリットのでる形になっていたこともあり、増収となっている病院もありますが、残念ながら大きな赤字が出ているようです。さらに数年前から各病院が作っている改革プランと比較するとその目標達成ができている所はほとんどないようです。これは経営そのものが悪いのか、そもそも最初のプランのほうが非現実的なものであったのかはわかりませんが・・・・
出雲医療センターのHPには、この決算を前に評価委員会による「点検・評価」、さらには病床区分の見直し提言が掲載されています。いったん廃止した療養病床を再開していわゆるケアミックス病院を目指すという提言です。こうなるとこの病院には一般病床、亜急性期、回復期、療養の4種類の病床が混在することになりますが、この複雑な状況を管理しながらベッドコントロールしていくのは案外大変なことなのですが、誰がどういう権限で行うのかをしっかり運営しないとかなり大変。
まあ、このケアミックス状態とPET-CTというミスマッチはもっとスゴイですが・・・いったいどういう見通しで設備投資をおこなっているのか?というのが大きな疑問です。