人はそれを「迷走」と呼ぶ・・・

もう一つ、同じ島根日日新聞の記事、「一般病床52床を療養病床へ転換方針/出雲市総合医療センター/出雲部での不足受け、病床稼働率改善狙い」より。
http://www.shimanenichinichi.co.jp/kiji/show/18496
病床稼働率の上昇を目標に、一般病床を療養病床に切り替えるということのようです。「常勤医師が八月現在で十五人と二○一○年三月時点の十八人から三人減り、一般病床における稼働率が現在65%程度」なので、「一般病床に比べ医師数も少ない状態で運営できる療養病床への転換を図ることで稼働率の改善を図る」ということのようです。
しかし、一般病床と療養病床では1ベッドあたりの単価が根本的に異なります。この一般病床でのベッド単価を元にして曽根気計算をして作られている「ハズ」の建物を療養病床として利用して採算をとれるか否か。さらには一般病床では必要とされていない付帯設備をどうするのか、単なる数合わせだけでないきちんとした試算をすることが求められます。

ちなみに今回の病院改革プランの直前までこの病院には療養病床がありました。いったんは「不要」と位置づけた筈の病床を復活させるにはそれ相応の説明がないといけない気がするのですが・・・