置き去りにされていく避難者

もう福島に行っていたのは3週間も前のことになってしまいます。こちらに戻ってきてからもあの笑顔で我々を迎えてくれたおじいさんやおばあさん達のことは忘れられません。新聞記事で「リステル猪苗代」が話題になることはあまりなかったのですが、気になるニュースが。
東日本大震災:福島・双葉、県内出張所閉鎖に困惑 役場県外避難、残る住民「路頭に」」
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110728dde041040034000c.htmlより。
僕が支援に行っていた時でさえ、わずか数人の役場の職員しかおられず、大変な状況だったのが、その役場の出張所まで閉鎖とは・・・。それも議会と町長の対立が原因で、町民は置き去りなんていうのは東京でずっと無為な時間を費やしている国会とかわりません。そこにはこの避難所で苦労している人をどうやってサポートしようかという根本的なところが見えません。
さらにニュースをたどっていくと「東日本大震災:避難所、8月末で閉鎖 福島県が方針」http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110723k0000m040058000c.htmlというニュースが。
町だけでなく、県からも実情を無視した形の「ロードマップ」優先の施策が行われていくのだなあ・・・そこには、体も心も置き去りにされた避難者だけが取り残されていくのでしょうか。