海水注入問題を見ていて・・・

海水を入れるのを止めたのか、誰が命令を出したのか、なんていう論議をしていたら、現場の判断で注入は中止してなかったけど、中止しなかったことは黙っていたという報道が。もう何が本当で何がウソで、どこまでが真実でどこからがデマで、なんていうことがまったく分からない状況です。
そもそもこの事態、ガバナンスとかそういうものは東電にも日本政府にも存在しないようです。現場のとっさの判断で注入を中止しなかったとしたら、そういう判断を行ったことを報告すべきだし、「事件は現場で起こっているんだ!!」くらい叫んでみればいいのですが、そういうことはせずにとりあえず上の指示に従ったことにして資料は作成しておいて、上の判断がまちがっていたことがわかって問題化した後、IAEAの査察がはいるので黙っていないほうがいいのかなあ・・・みたいな感じで「やっぱり注入は止めていませんでした・・・」なんてことを言い出すなんていうのはまさに愚の骨頂。東電はこの所長さんを処分するとかしないとか・・・、だったらこれまで適当なことを2ヶ月間言い続けてきた人(メルトダウンはしていないとか、圧力容器は問題ないとか・・・)をみんなついでに処分しないといけないんでは?