船頭多くして船山へ登る

ということわざがあります。今回の震災対応、原発事故対応をめぐって多くの会議が作られ、いろんな人が参与とか、復興会議とかに任命されています。20人以上が出席する会議でひとり10分話したらそれだけで3時間を超えますから、実質何もしゃべることができない人がでるか、言いっぱなしで論議にならないかのどちらかにならざるをえない状況でしょう。さらには、どの会議にどういった権限があり、何を決定するところなのかさえ全く見えません。

奇しくも今回の地震津波でまさに多くの船が山に登っているのは今の政治と行政を象徴しているのかもしれません。