危機感という言葉

ある意味「ライフワーク」?と化している「公立病院改革プランチェック」。しつこい性格のため、また島根県民ホットラインに再質問してきました。(県の担当者の人もいやがっているかなあ・・・そのうち妹に迷惑がかかったりして・・・)
内容は、
http://www.pref.shimane.lg.jp/admin/seisaku/koho/hotline/record/201007/107.html#20110415
のとおり。
H21(要するに2年前)の改革プランにたいする実績の評価の公表がなされていない、まともな評価が行われていないというのが質問(というか意見)の趣旨。前回質問時にはきれいな表まで作って各病院の公表状況をまとめてくださっていたのでよろこんでいましたが、肝心の松江市立病院は表にある2月はおろか3月になってもなんの公表もされず、今回の質問の回答によると4月とのこと。まあ、いいんですが・・・
問題は、その評価内容。この評価で病院は改革できるのでしょうか?今回の回答で示された安来市立病院の評価内容のPDFファイル、
http://www.city.yasugi.shimane.jp/photolib/admin/9431.pdf
をみると、H21年度は改革プランでは経常収支比率98.5%を達成することになっていますが、実際にはH20年度実績も下回る96%となっています。昨年度には経常収支比率100%を達成することになっているようですが、この低下傾向を止める方策は果たして実行されているのでしょうか。そもそもH21年度の評価がこのような時期に公表されてもすでに終わってしまっているH22年度の改革は実行不可能です。
民間企業(民間病院もふくめ)でこのようなふざけた経営評価を行っているところなんてあり得ないと思うのですが。

どんどんふくらむ赤字、病院への一般会計からの繰り入れ、借金の肩代わり。すでに日本の国債発行の限界が近づいていると言われ、震災復興へ向けてさらに財政が厳しくなることが必至のこの状況でなんの危機感も感じられないというところがお役所クオリティなのでしょうか?