コンニャクゼリー判決を考える

何度かこの話題をブログにも書いてきたと思います。今回の判決は妥当なものと感じている立場からの発言です。このコンニャクゼリー飲み放題事故があったのは2008年のこと。各地でコンニャクゼリーによる窒息トラブルに関するニュースは山ほどあり、中でも小さい子供には危険、凍らすと危険性が高まる事が既に広く知られていました。だからこそ、まだ対策をしていないのかと企業や国に対する批判がマスコミによって繰り広げられたわけです。
そういった中で1歳の子供に凍らせたコンニャクゼリーを与えたという事が今回の事故の最大の過失でしょう。
実際の医療現場で見る窒息トラブルの多くは食パンや餅、アメ玉などです。子供が食べると最も危険な食べ物の一つにはピーナッツなんてものもあります。
解剖学的な構造から、食事を食べるという動作は誤嚥や窒息のリスクが常にあります。自己責任という言葉を忘れて、全てを他者の責任にしようとする事に違和感を感じる人が裁判所にも居られた事に安堵感。