分不相応なIT投資

今日は、ベンダーさんからのお誘いで、電子カルテのデモをされるということで見学に。富士通電子カルテのうち、小規模病院向けパッケージのEGMAIN-NXを初めて触らせてもらいました。かつて富士通のPCさえもう二度と買わないぞ!!と決心させてくれた前勤務先のEXくんと比べ、各所にいろいろな工夫の後が見える部分もありますが、ユーザーインターフェース不統一は相変わらず・・・と感じてきました。「確定」でオーダーが決定するのと「終了」で決定するのが未だに混ざっているというあたりを見ると、君の会社にスティーブ・ジョブズのようなCEOがいたら、全員クビなんじゃない?!という思いが頭をよぎりました。
基本は同じところにあるので、操作法とかはデモのお姉さんに聞かなくてもわかりました。(長年苦労したのは伊達じゃない?!)その後、いろいろ雑談をしていたときにある近くの公立病院の電子カルテが話題に。その某公立病院、200床未満の小さな病院であるにもかかわらず、導入した電子カルテはこのNXではなくてGXという大規模病院向けのパッケージ。この2者では保守管理のコストが数倍異なるにもかかわらず・・・。きっとこの電子カルテ君がこの病院の赤字をより一層拡大するのに貢献しているんでしょうねえ・・・
自分たちが年間どれだけの収益を上げることが可能で、そのうちの何%をこの医療情報システム分野に投資可能なのか、という試算ができない人々が決定権を持っているとこういうことになるという典型的なお話でした。