関節リウマチ患者さんのリハビリは・・・

今回の診療報酬改定は???の場所がまだいくつか残っています。そのうち切実なものの一つとして、運動器1を算定できるのか、それとも運動器2なのかがはっきりしないものがいくつかあること。外来患者さんについては運動器2なのははっきりしているのですが、OAやRAの患者さんが入院したときのリハビリはいったいどちらで請求したらよいのでしょう。いろいろ情報収集していますが、その場所ごとに見解が違うのが現状、厚生局に問い合わせたという情報もいくつかありますが、その回答もバラバラで混乱しているようです。
関節リウマチ患者さんのADLの維持にリハビリテーションは大変重要な要素ですが、残念ながら診療報酬上でも運動器疾患は150日までという制限のため、十分なリハビリを提供することは困難です。かつてこの事についてリウマチ学会のリハビリ関連セッションで質問をしましたが、残念ながらだれもこのことについての危機感を持っていないという残念な状態でした。今回もRA患者のリハに関しては「切り下げ」られるかもしれません。危機感を持って見守っています。