小児科ICUのニュース特集を見ていて思ったこと。

 先日報道ステーションを見ているとPICU(小児専門ICU)の特集を放送していました。小児救急専門医師が必要というニュース。もっともな話です。おっしゃるとおり、小児救急は重要な仕事です。重症の子供たちを助けるにはこういった専門家が必ず必要です。
 しかしついこの間も「専門医」はダメ。総合医を育てないと!!みたいなニュースをしていた気がするのですが、欲しいのは一体どちらですか?
 今年の春、地域医療再生会議とかいう会議(例の25億円バラマキ関連)に出席した時、鳥取県として今後どういった医師がどこにどれだけ必要となるという需要予測をきっちりやる必要がある、小児科、産科医師だけでなく、脳外科も神経内科リハビリテーション科も足りていないし、高齢化が進む中、高齢者を診るこれらの医者が今後どれだけ必要かという論議なしにマスコミに躍らされて「小児科、産科」という風に騒ぐのはおかしいと発言しました。
 議事録には載ったようですが、それ以降、そういう予測をしようとした形跡はいっさいなし。なんのビジョンもないものの下でつくられる計画には期待できないと思うのですが・・・