短気は損気

を絵に描いたような・・・
パーキンソン症状が出ているのに院内紹介をしてもらえなかった患者さんが困って来院。「自分の」処方だけ8週間分だされたけど、歩行状態を改善させたレボドーパ製剤は出してもらえず、明日から服用する薬がもうなくなってしまうので困ってしまったのです。(この時点で3本くらい切れかけ。)気を取り直して紹介状作成。困るのは患者さんなわけですから。大学病院はFAXで前日までに必ず予約をするように(事前にカルテを準備するため)とのことなので、FAXを送ると大学から「もうFAX予約枠はいっぱいなので予約がとれません」というある意味わけのわからん電話が連携室からかかってきました。
 その言い方もまったく「誠意」というか「申し訳ない」というかそういう心が伝わってこないまさに「事務的」な話し振りで残っていた堪忍も完全にブチ切れて、患者さんの目の前で(これは別の患者さん。禁煙しないとだめですよー、とか優しく言っている途中だった)電話に向かって怒鳴りまくり。「だいたいそっちが院内予約を取るべき患者の紹介状と予約をこちらで取れと言ったから、FAXを送ったのにどういうつもりだ!!まともな話のできる(地域連携の)責任者を出せ」とほとんどクレーマー状態。目の前の患者さん&その家族も、僕の豹変ぶりに少々引いて、「次は来月来ます・・・」とか言って帰られました。

 それから数時間後、突然大学病院から電話が・・・僕の怒りの趣旨は十分に伝わっていなかったようで、僕にろくでもない紹介状の返事を書いた張本人(の外来の看護師さん)からの電話。「うわ、ヤバい・・・」とか思いましたが「張本人」は不在だったようで、「なぜ自分が院内紹介しなかったのかは後日改めて連絡する」という伝言?でした。あー、話がかなりでかくなってます。下手すると院長先生とかにも迷惑がかかったらどうしましょ・・・。「もう二度とあの病院には患者を紹介するな!!」とかいう話になったらヤバいですねえ・・・。まさに短気は損気というお話でした。