「そんなに凝視めるな」

うちの息子たちの合唱部が今度の全日本合唱コンクールで歌う曲。
難曲です。歌詞の解釈も難しいし、曲も難しい。
ということで、その詩をGoogleで検索。

以下、引用。
 そんなに凝視めるな

そんなに凝視(みつ)めるな わかい友
自然が与える暗示は
いかにそれが光耀にみちてゐようとも
凝視(みつ)めるふかい瞳にはつひに悲しみだ
鳥の飛翔の跡を天空(そら)にさがすな
夕陽と朝陽のなかに立ちどまるな
手にふるる野花はそれを摘み
花とみづからをささへつつ歩みを運べ
問ひはそのままに答えであり
耐える痛みもすでにひとつの睡眠(ねむり)だ
風がつたへる白い稜石(かどいし)の反射を わかい友
そんなに永く凝視(みつ)めるな
われ等は自然の多様と変化のうちにこそ育ち
あゝ 歓びと意志も亦そこにあると知れ  


詩は伊東静雄 (検索結果によると大学の先輩になるみたいです(もちろん学部は違うけど。)