みんしゅとうのマニフェストの中で・・・

医療に関する部分で気になったこと。

以下、引用。
国内どこに住んでいても、医学的根拠に基づく医療(EBM)が受けられるよう、急性期病院において、より一層の包括払い制度(特定の疾患に定額の報酬が支払われる制度)の導入を推進します。同時にクリティカルパス(*)を可能な限り導入し、療養病床においては食費・居住費を含めた包括払い制度を導入します。超急性期・回復期・維持期リハビリテーションについては、その重要性を考慮し、当面は出来高払い制度としますが、スタッフの充実度および成果を検証し、将来的には包括払い制度に組込みます。
引用終わり。

今はやりの言葉、EBMとか、包括払いとか、クリティカルパスとかいろいろ書かれています。まあこのあたりはあり得るでしょう。とくに急性期については、こういった書かれ方はある意味想像通り。問題はその後。(維持期、リハビリ屋にとっては当然とも言えますが)

療養病床における食費・居住費を含めた包括払い・・・重症でも軽症でも同じ額ですか???
リハビリテーションについてはその重要性を考慮し」ここまではOK。問題は後段の「充実度および成果を検証し、将来は包括払い制度に組み込みます」という部分。
本来的には一番成果主義とは縁遠い筈のリハビリ医療部分にだけ、この「成果」という言葉をくっつけるのは止めて欲しいです。「前回導入された「回復期の質の評価」の評価方法を見直します」なんていう話だとこちらも「評価」するのですが。