他山の石という言葉が分からない人々

毎日新聞の記事「医療事故:2歳児の静脈に空気注入 福島県医大http://mainichi.jp/select/science/news/20090804k0000m040065000c.html、「県立医大医療事故:第三者委で原因調査へ 来週中にも設置、再発防止策も /福島」http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090804ddlk07040141000c.htmlより。

この正月ごろに大阪の病院で経腸栄養剤を点滴ルートに間違って注入して死亡するという事故が報道されました。 (http://d.hatena.ne.jp/Toshikun/20090105/1231156753のエントリーで書いてました。)この事件の問題は間違いなく未だにこの二つに同じ形態の接続を用いているということ。今時そんなもん売ってないでしょう・・・と思っていました。少なくとも教育機関としての機能ももつ大学病院がこういう医療安全上問題のある器具をいまだに使っていたという意味で、間違いなくこの病院の院長、医療安全対策部局は強く責められるべきでしょう。
 他の病院でおこった事象は自分の所でも起こるリスクがあるという感覚、まさに「他山の石」とすべき事件を無視していたわけですから。
 医療安全マニュアルといえば・・・ふと気になって病院機能評価をチェックしてみると、この大学病院はVer5認定病院だそうですが、この安全対策のお粗末さは・・・病院が悪いのか、評価機構が悪いのか・・・