ドリップバーって・・・

 都会には想像を超えたものが存在するようです。ドリップバーというのは点滴をしてくれるクリニックだそうです。時間のない忙しい人にはショットバー(注射をワンショットで入れるということか・・・)というサービスもあるとか。
 昔から点滴好きの人は多く、救急外来に「明日までに病気が治る点滴をしろ」とか「食欲がないので点滴してくれ」とか行ってくる患者さんや、週に3回ビタミン注射をしにやってくるどうみても栄養満点の人とかいろいろいました。
 それを商売に結びつけるというそのセンスと、たかが砂糖と塩とビタミンの入った水に何千円も払うお金持ちがたくさんいるということにビックリします。自費でやっているから文句は言えないということもできないことはないですが、そこに医療資源が浪費されているともいえるわけで・・・
 ちなみにそこの医者は経口摂取より吸収が良くて即効性があるというようなことを新聞屋さんに言っているようですが、中心静脈栄養から経管栄養に切り替えられてきた理論的背景なんて興味ないんだろうなあ・・・。そもそも元気にやってくる人に点滴も注射もいらないはず。
 ちなみに朝青龍くんに「ニンニク注射」をしていたという某お医者さん、今回好調なのはモンゴルの温泉が効いたからとかコメントしていました。ニンニク注射してた頃は、負けて休場してたなあ・・・