ケイザイのわからないものには?な世界

 この1年で世界の株式資産価値が半分になったそうです。サブプライム問題というヤツがこの金融不安の発端だ、ということになっているみたいです。それほど収入のない人に「これから不動産はドンドン値段が上がるからオトクですよー!!」と言って最初の何年かはあまり返さなくても良いというシステムでお金を借りていた(その間に値段が上がって高く売れば儲かる(ような気がする))というお話です。
 こんな話は20年くらい前に「財テク」という言葉でなんども聞きました。日本は「バブル」のまっただ中でした。そう、なにも働かなくても「資産運用」でお金が生まれてくる、貯金しているヤツはバカで投資をしない人なんて・・・というふうにテレビで煽っていました。そして僕が社会人になるとほぼ時期を一にしてこのバブルはじけました。はじけた瞬間にテレビも新聞も掌を返したように、これらの「無謀な投資」をした人たちを責めまくりました。「住専」とか「山一」とか「拓銀」とか・・・
 結局アメリカの「好景気」という名の借金漬け、マネーゲームの果て、原油穀物などの値段を無茶苦茶にしたあげく、つぶれていきました。そしてかつて「勝ち組」とか言われた人たちが大変なことになっているようです。お金を動かすことだけで何かが儲かるというシステムが良いのか悪いのか、ケイザイを勉強したことのない僕にはわかりませんが、こつこつ働いている人にメイワクのかからないようにお願いしたいものです。
 とりあえず、原油の値下がり、円高進行からすると、とりあえずもう少しガソリンの値段は下げても良いんじゃないですか?