朝起きてテレビを見なければ良かったかも・・・

 いつものクセで起きるとすぐにテレビのスイッチを入れてしまいます。(長い間の習慣で仕事に行く時間をテレビで判断しているので)今朝も起きてテレビを付け、「だんだん」を見た後、そのままNHKのニュース(1週間のダイジェストみたいな番組)をつけていましたが・・・また「拒否」の連呼です・・・あんたの所の集金も「拒否」してあげようか?と思うほどのもの。「医師不足はわかるけれど、万一の時には頑張ってもらうしかない」みたいな発言に終始するこの現実を理解できない人々が日本の世論を左右しているかと思うとうんざりします。
 今朝のニュースでは墨東に救急車が到着した時点では呼吸停止となっていたと報道されていました。(これまでで初の情報)発症から1時間半で呼吸停止に至る脳出血はかなり厳しい場所での出血です。例えば入院中で、脳外科医もすぐにつかまって処置ができる状態であったとして、すぐに治療にあたることができても死ぬ可能性があり、仮に命が助かっても、かなり重症の後遺症が残ることが確実な症例でしょう。
 今の日本の医療は今回のような症例を直ちに治療可能な状態ではありません。すぐに治療できることがあれば、それはかなりの幸運と思うしかないでしょう。このところ報道されている一連の騒動は、けっして現場スタッフの誰かが怠慢であったために起こった事象ではありません。今の医療提供体制ではこのレベルはかなり良い方なのだと(だから子供は助けられた)いうことを理解していかなければならないなのです。